その美しさは罪か!?殷王朝を滅亡へと導く陽気な悪女【妲己】
どうも、ノスケです!
似たような用語でややこしい。
覚えづらい。
世界史に対してこんなふうに
思ったことはないですか?
このように世界史に
マイナスイメージを
もっていると
勉強するのが辛いし
せっかく勉強したのに身につかない
という最悪な未来になるかもしれません
このブログでは
世界史をプラスイメージ
で勉強できるように
世界史について
【現代にも通じること】
や【意外な事実】などを
わかりやすく解説していきます。
今回は傾国の美女とも呼ばれる
中国三大悪女の1人【妲己】について
紹介していきます。
紀元前11世紀頃に
中国は殷王朝が栄えていました
殷の第30代の帝辛【ていしん】は
文武両道で麗しい容姿でした。
しかし帝辛はかなりの
切れ者だったため
自分の部下が無能に見えて
仕方なかったんですね。
そこからどんどん
暴君化が始まり
彼の周りにはイエスマンばかり
集まるようになります。
そんな中帝辛は
1人の美女と出会います!
その美女の名前は
【妲己】(だっき)
といいました。
帝辛は美しく無邪気で
楽しみを考え出すのがうまい
妲己に惚れ込んでしまいます!!
ここから帝辛と妲己の
イチャイチャラブストーリーが
始まるわけですが、
その内容が異常かつ残虐なものです。
デートその1
「酒池肉林」の乱痴気騒ぎ
ある日妲己は帝辛に
『この王宮に桃源郷をつくりたいわ』
と提案します。
帝辛は『そりゃ楽しそうだ!』と
早速臣下に命じて
広い庭に離宮を造らせました。
そこは森の木には「干し肉」が
吊られており、池の水は
全て酒に入れ替えられている
場所でした。
そして、若く美しく男女を
この地に呼び、全裸にさせ
宴を始めます!
裸で酒の池を泳いだり
木の周りで鬼ごっこをしたり
疲れると干し肉を食べたりするなど
もうやりたい放題です!!
この贅沢で破廉恥な
乱痴気騒ぎは何日間も
続きました。
この時に妲己と帝辛が
開いた宴会は「酒池肉林」
という四字熟語として
今も伝えられています。
デートその2
「火あぶりの刑」鑑賞
ある日妲己は「火あぶりの刑」を
見てみたいと言い帝辛に
おねだりします。
帝辛はかわいい妲己のためなら
と張り切って用意をします!
そして生まれたのが
「炮烙(ほうらく)の刑」です。
どういうものかというと...
銅製の丸い柱を横に倒し
そこに油をまきます。
そして、その下にまきをくべて
燃やすします。
そうすると、
下の火にあぶられた
銅製の柱はどんどん熱くなりますよね。
そして
その柱の上を罪人に
歩かせるというものです。
これは正式な刑罰であり
銅製の柱を渡りきることが
できれば免罪とされました。
まぁ油でツルツルで熱々の
綱渡りとか誰も助からないですよね...
帝辛と妲己は「炮烙の刑」が
執行される日には、
2人で仲良く鑑賞デートをしました!
デートその3
「蟇盆(たいぼん)の刑」鑑賞
「蟇盆(たいぼん)の刑」は
罪人用の刑の1つで妲己が
考えたとされています。
その内容は
人民1人ずつに蛇やさそりを
持ってこさせ、地面に掘った穴に
それら数1000匹を入れるというものです。
そして罪人をその穴に
投げ落とすというものです。
考えただけでも身の毛がよだつ...。
恐怖でひきつる
罪人の顔を見ながら
妲己と帝辛は抱き合い
大笑いしたみたいですね。
こんな無茶苦茶なことをしている
妲己と帝辛ですが
当時の一般国民には「人権」という
概念がありません。
なので、妲己と帝辛には罪悪感は
あまりなく現代のちょうど
ホラー映画を見る感覚に
近かったのかもしれません。
まとめると
酒池肉林の桃源郷
炮烙の刑
蟇盆の刑